元自衛官お笑い芸人として大活躍のやす子さん。
やす子さんの自衛隊の職種や階級はどれでしょうか?
今回はやす子さんの
- 自衛隊時代の職種
- 階級
- 自衛隊に入った理由
- 自衛隊の生活
- 自衛隊を辞めた理由
についてまとめて紹介したいと思います。
やす子の自衛隊時代の職種と階級
職種は施設科
施設科とは、重機や大型車両を扱い高い土木技術を有する部隊で、他国の軍隊では”工兵”と呼ばれています。
普通科(一般の人がイメージするような花形的存在の部隊)や機甲科(戦車部隊)を支援するために穴を掘ったり、地雷を敷設・除去したりする専門職種を任務としています。
やす子さんは自衛官の頃はブルドーザーオペレーターとして、演習場の中の道路を造る仕事などをしていました。
自衛隊でもさまざまな業務があるのです。
階級は陸士長
陸上自衛隊には3等陸士から最上階級の陸将まであります。
陸士長とは陸士の下位の長、いわば下っ端の自衛隊の責任者にあたり陸士長、1等陸士、2等陸士、3等陸士の上下順となります。
それより上にいくと昇級試験を受けて合格しなければいけません。
合格すれば定年まで自衛隊として勤められる、陸士長は契約社員の一番上のポストになるのです。
やす子の自衛隊時代の場所は大久保駐屯地
陸上自衛隊 大久保駐屯地 〒611-0031 京都府宇治市広野町風呂垣外1−1
やす子さんが勤めていた駐屯地は大久保駐屯地です。
京都府宇治市広野町にある、施設科部隊が主体の駐屯地です。
やす子さんはここで自衛隊として過ごしていたのです。
やす子が自衛隊に入った理由は?
やす子さんが自衛隊に入った理由はテレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』で以下の発言をしてました。
そもそも自衛隊に入った理由が18歳を過ぎたら誰も助けてくれなくて、家も未成年なので借りられないってことで、衣食住がそろっている安定を求めて入って
山口県が衣食住がそろっているのがパチンコ屋さんと自衛隊の2択だったんです。パチンコ屋さんが落ちちゃったんで、自衛隊に入らざるを得なくて。もう何も考えず、“助けてくれ!”って思いで入った感じですね
スポニチ
両親が離婚し、高校時代は児童養護施設で生活してたやす子さん。
高校を卒業すると自立しなければいけません。
自衛隊は寮があるのと光熱費や食費などの生活費がかかりません。
そこで自衛隊になることに決めたのでした。
やす子の自衛隊生活
1日のルーティン
やす子さんの自衛隊生活はどんな様子でしたでしょうか。
まず1日のルーティンです。
- 6:00ラッパで起床
- 点呼
- 掃除
- 07:15朝食
- 朝礼後に部隊の全員で10キロ走る
- 08:15~17:00仕事
- 10キロ走と筋トレ
- 靴磨きとアイロンがけ
- 23:00ラッパで消灯・就寝
規則正しい生活を送っていますね。
他にも射撃訓練や山への演習、各部隊で交代しながら駐屯地を24時間警衛する業務もあります。
上官に怒られたこと
自衛隊は寮で暮らしている人は必ず相部屋です。
やす子さんは上官と同じ部屋に生活をしていて、怒られてたと発言していました。
部屋が上官と同じ部屋で2段ベッドの上で、寝返りを打ったら怒られるので、“寝返りを打つな”って言われて、もう寝返りも打てない…ベッドにもいられないってことで、カップラーメンが支給されるんですけど、部屋で食べると“匂いがこもるから食べるな”って言われて、屋上でカップラーメンを食べてっていう
スポニチ
肩身狭い思いをしていたのですね。
自衛隊できつかったこと
やす子さんが自衛隊生活のなかで特にきつかったのは”40km行軍”でした。
行軍とは重い荷物を背負って長距離歩きながら移動することです。
20キロの荷物を背負って、5キロの銃を持って、5キロのヘルメットをかぶって、夜中に山道を40キロずっと歩く。きつかったです
スポニチ
20kgの荷物を背負いながら山の斜面を歩くのは相当体力が必要です。
自衛隊生活で失敗したこと
やす子さんは自衛隊時代にドジをやらかした経験があります。
ブルドーザーの運転士で、道を作る部隊にいたんですけど、削ってはいけないところを思い切り削ったり、勝手に違う道を作って怒られちゃったりしました
スポニチ
違う道を作ると後始末が大変ですよね。
やす子さんは自衛隊のなかでも下っ端で、可愛がられやすい性格だと思うので大目に見てもらえたのではと、筆者本人の想像です。
やす子が自衛隊を辞めた理由は?
やす子さんが自衛隊として勤務したのは2年でした。
自衛隊を辞めた理由はインタビューでコメントしてあります。
入隊して1年半くらい経ったころですね、ある日上官が自分の前を歩いていて。そのとき急に“自衛隊、辞めよう!”という天の声みたいなのが降りてきたんです。自衛官は任期制で、つづけるかどうか2年ごとに決められる。4年勤続すると退職金が出るので、22歳までは絶対辞めないつもりでいたし、その直前まで辞める気はまったくなかったんですけど、そのまま上官に追いついて『辞めます!』って言ってしまって。辞めてどうするかも、住むところとかも何も考えてなかったんですけど、その日のうちに任期が来たら辞めることに決まりました
Cocotame
初めは4年自衛隊を勤める予定だったやす子さん。
自衛隊に入隊するには一般的に2通りあります。
一般曹候補生と自衛官候補生(任期制自衛官)です。
やす子さんが入隊したのは後者の任期制自衛官でした。
2年ごとに自衛官を続けるか退職するかを選べるシステムです。
曹になるための昇級試験を受けなければ最大6年まで続けられます。
2年で退職すると約64万円、4年で辞めると約157~162万円と退職金がもらえます。
4年で辞めれば、倍以上のお金が稼げるので2年で退職するより断然お得なのです。
にも関わらず辞めたというのはやす子さんのなかで何かピンときたものがあったのでしょうか。
あまりの唐突に同僚や上官が心配して引き留めたそうです。
やす子の現在は即応予備自衛官
やす子さんは現在でも即応予備自衛官として副業スタイルで自衛隊の仕事をしております。
即応予備自衛官は、非常勤の特別職国家公務員として、普段はそれぞれの職業に従事しながら、 訓練招集命令により出頭し、即応予備自衛官として必要とされる知識・技能を最底限確保するため、年間30日間の訓練に応じます。
防衛省
即応予備自衛官とは災害などの必要時に通常の自衛隊とともに出頭する補欠みたいな存在です。
トッカグンの小野寺耕平さんやちっぴいちゃんズなどの元自衛官芸人が多く即応予備自衛官として自衛隊の仕事を続けています。
今回はやす子さんの自衛隊時代について紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。